WELLNESS
CREATOR
ウェルネスクリエーター

S.U.

製造部 部長 / 2003年入社(中途)


委員会:新規事業委員会


サークル:マラソン、野球、軽音​

S.U.
キモチに寄りそうくすりづくり
製造部で働いています。20年以上くすりをつくってきました。まだ自信を持って「くすりを通じて世の中の健康に貢献している」とは言えません。そもそもくすりは、症状を治しません。症状を治すのは、人間の免疫です。くすりは免疫の持つ自己治癒力のサポートをするだけです。そう考えると、「いいくすり」とはなんでしょうか?有効成分が沢山入ったくすりがいいくすりでしょうか?いいくすりのヒントを得たエピソードがあります。ガンの患者さんは末期になると皮膚がボロボロになってしまうそうです。お医者さんは皮膚治療のためにくすりをぬるそうですが、患者さんはくすりのベトベトを大変嫌がるそうです。医療用医薬品の外用剤は塗り心地よりも有効成分を重視する傾向があります。極論すればベトベトだろうが、症状に効く成分が入っていればいい。逆にOTC医薬品の外用剤は、強い有効成分を入れられない代わりに、塗り心地を追求できます。つまり、いいくすりとは「患者さんの症状を治したい気持ちに寄り添うくすり」だったり「ぬりたい、使いたい気分になるくすり」なのかもしれません。私たちのできるくすりづくりは、成分がどうこうという化学的な領域と、患者さんの心を支える感情的な領域の「橋渡し」ではないかと考えています。
意識の高い製造現場づくり
製造では自動化が進んでいます。人の作業をロボットに任せれば、作業スタッフの数は減ります。自動化があたりまえの時代において、製造現場における人間の価値とは何でしょうか?現場のオペレーターは、ただ機械を操作する人ではありません。お客さまに信用していただける製品をつくる責任者です。手段ではなく目的を考える。部分ではなく全体を見る。手順通りに製造するだけでなく、くすりへの信頼という付加価値をつくっている。そういう意識の高い製造現場を目指して改善を繰り返しています。
上流から下流までにたずさわるものづくり
私はプライベートで日本一小さい村 舟橋村にひまわりを植える「ひまわりプロジェクト」に参加しています。育てたひまわりの花を摘んで油をとりだし、その油で化粧品をつくるのが夢です。原料の上流から、最終製品の下流までにたずさわるものづくりを、現場のメンバーたちに経験してもらい、ものづくりの楽しさを知って欲しいと思います。商品開発から販売までにたずさわれるHome Medicにとても可能性を感じています。
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