「Carté(カルテ) HD」は医薬品の「ヒルドイド」と同じ?違いをくらべてみました
2020年9月、医療用医薬品として有名な「ヒルドイド」の名前を持つスキンケア用品「Carté(カルテ) ヒルド…
2021年秋、ヘパリン類似物質が配合されたワセリン軟膏タイプの商品が新たに発売されました。ヘパリン類似物質が配合されたワセリン軟膏タイプの医薬品は、これまで医療用医薬品にも市販薬にもありませんでした。今回発売されたワセリン軟膏タイプは日本初の製品です。
ワセリン軟膏タイプとはどのような働きをするのでしょうか、ドラッグストアなどで購入できる市販薬とあわせてご紹介します。
目次
水に溶ける性質をもつヘパリン類似物質は油であるワセリンとは相性が悪く、ワセリンにヘパリン類似物質を配合した製品はこれまで世の中にありませんでした。新たに発売されたワセリン軟膏タイプの商品は、ヘパリン類似物質をグリセリンに溶かし、そのグリセリンをワセリンになじませることでヘパリン類似物質のワセリンへの配合を実現させました。
肌から水分を逃がさないフタの働き(エモリエント作用)をもつワセリンに、皮膚の角質層に水分を与える働き(モイスチャライザー作用)をもつヘパリン類似物質とグリセリンを配合しています。ヘパリン類似物質とグリセリンで肌に水分を与え、白色ワセリンでフタをする。2つの働きが1つになることで、深刻な乾燥肌をケアします。
モイスチャライザーとエモリエントの詳細はこちら
2022年1月時点で、3社からヘパリン類似物質配合した軟膏タイプの商品が発売されています。
容量は15gなので携帯しやすく、肌に乾燥を感じた時にさっと使えます。
がさがさ・粉ふき・皮めくれなどの症状や、マスク擦れなどによる鼻・口まわりの乾燥荒れ肌など、顔の小さい範囲に部分使いをしたい方におすすめです。お子様にも使えます。
ヘパリン類似物質に加えてビタミンEが配合された商品です。ビタミンEによる血行促進作用が望めます。
容量は携帯しやすい10g。1日中動き続ける目元・口周りの動きに合わせてピタッと密着し、顔などのポイント使いに向いています。特に乾燥している部分を外部の刺激から守ります。お子様にも使えます。
45gの大容量サイズなので腕や脚などの広い範囲にも惜しみなく使えます。広い範囲の深刻な肌の乾燥に向いています。赤ちゃんにも使用できます。
ヒルメナイドシリーズは製品ラインナップが豊富です。軟膏よりも軽くてしっとりした使い心地の「ヒルメナイド油性クリームプラス」、乳液のように伸び広がる「ヒルメナイドミルクローション」、ベタつき感が苦手な方向けの液体タイプ「ヒルメナイドローションライト」などを取りそろえています。好みの使用感や使用シーンで使い分けられます。
ヘパリン類似物質を含む保湿剤は軟膏以外のタイプもあります。
お悩みのタイプや使用部位で使い分けられますので、自分に合った保湿剤を選んでみてください。
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