Message From CEO

代表取締役社長

前田 和也MAEDA KAZUYA

Q.コロナ禍の業績はどうでしたか?
コロナの業績に対する影響は、プラスもあればマイナスもありましたが、トータルではプラスの⽅が⼤きかったです。マイナスの⽅を話すと、海外の観光客の⽅が買っていた商材の需要が鈍ったのがマイナスの影響だった⼀⽅で、衛⽣関連の商材、のどスプレーの需要が伸びました。消毒で⼿が荒れるので保湿剤等が伸びたこともプラスで、トータルではプラスの⽅が勝ったので昨年度も前年度に⽐べ業績は伸びました。
Q.主な取引先を教えてください
我々のメインのお客様は、⼤⼿のNB(ナショナルブランド)メーカーさんです。例えば、第⼀三共ヘルスケアさん、⼤正製薬さんなどの⼤⼿製薬メーカーさんがメインのお客様ですので、顧客基盤は⼤変安定しています。
以前からOTC医薬品の普及を国が掲げていますが、実際にOTC 医薬品の市場が伸びているかというと、今のところまだまだ横ばいです。ただ、⼈⼝減少中で横ばいということは、OTC医薬品に対する期待は⾼まっていっているんじゃないかなと思います。
Q.OTC医薬品業界の将来性をどのように考えていますか? 
今回のコロナで病院に⾏きたくないという⼼理がお客様の中で強くなっています。また⽇本の医療費を削減する⽬的でも、セルフメディケーションをもっと推進していくことは国も⽬指している⽅向です。我々がより良いものを新しく作っていくことで、OTC 医薬品を推進して市場⾃体も広げたいなと思い仕事をしております。
Q.ジャパンメディックの将来性は?
ジャパンメディックは近年着実に成⻑を遂げていて、昨年度は売上が約10%伸び、今年度も同じぐらい伸びていくのではと予想しています。そんな中、今の⼯場が⼿狭になってきており、今年2021年の7⽉に新たな⼯場建設に着⼯し、さらに⽣産能力を拡⼤させて、より多くのお客様の期待に応えていこうと事業を進めています。
Q.待遇について教えてください
年功序列ではなく能力主義を方針として考えています。新卒・中途は関係なく、活躍した⼈がしっかりと報われる制度で運⽤していきたいなと思っています。社員の頑張りのおかげで近年の業績が伸びているので、それに報いる意味で今年は賞与の基準⽉収を上げたり、通常の定期昇給に加えてベースアップも実施いたしました。
Q.残業が多い職場ですか?
働き⽅改⾰関連法案の施⾏もあり、しっかりと残業は残業としてつける⽅針にしています。なおかつ今は36協定に則り、会社全体で残業時間をコントロールするようにしています。⼯場のメンテナンス等の職種ですと、休⽇出勤が増える社員もいますが、⽉の平均でも10時間〜20時間以内の残業時間で運営をしていますので、残業は少ないのではないかなと思っています。
Q.研修制度はありますか?
中途社員の⽅も新卒社員の⽅も、製造業ですのでまず現場を知るために1ヶ⽉だったりもしくは最⻑で3ヶ⽉ぐらいの現場研修を全社員に経験してもらっています。実際に仕事を⼀緒に取り組む中で今いる社員とのコミュニケーションを図って頂いてそれをまた将来に活かしていただくというような形でやっていってもらっています。
Q.ジャパンメディックらしい企業⽂化はありますか?
社内では⾏動指針を5つ掲げていて、そのひとつに社内外チームワークを掲げています。社内はもちろんのこと、社外の皆さんともチームワークを発揮して仕事をしていこうとしていて、近年は特に、社内でのチームワークを⼤事にしようという動きが⾼まっているように思います。ジャパンメディックは全社員が集まって、経営陣が会社の経営状態や全体方針を説明したり、各部署で次の期の⽬標を共有する会を年に2回⾏っています。その後に、今コロナ禍でできてないんですけども、全社員でお⾷事をするといったことも必ず年2回やっています。そういった意味で、社員のコミュニケーションを⼤切にするカルチャーは昔からあるんじゃないかなと思います。
Q.異業種からの転職は難しいでしょうか?
転職の方は、同業種よりも異業種の方がこれまでも多かったと思います。製薬会社は専門性が高いんじゃないかと敬遠される方も多いのですが、品質に対する厳しさみたいなところは他業界よりもあるのかもしれませんが、製造や開発の領域でいうと他業界と通じる部分もあるので、決して医薬品業界の経験がないと活躍できない訳ではありません。私も医薬品業界を経験してジャパンメディックに入らせて頂いているわけではないのでやはり経験の有無というのは問題ないかなと思います。
Q.離職率について教えてください
離職率は、ここ数年はずっと⼀桁台をキープしているので、⼊社いただいた⽅はしっかりと定着して働いて頂いているんじゃないかなと思います。
Q.仕事を通じて、社会に役⽴つ実感は得られますか? 
医療⽤の薬よりも我々が作っているOTC 医薬品は、商品が薬局やドラッグストアの店頭に並ぶところを⽬にすることができます。または実際にそれをお客様が購入する場⾯にも遭遇できる点において、社会に役⽴っている実感や喜びを感じる社員が多いのではないかなと思っています。とはいえ、流通さんであったりとかメーカーさんを通じてのビジネスをこれまでやってきて、お客様の本当の声を聞きづらい部分も感じています。 いつか我々のブランドを直接お客様に届けて、お客様の声をものづくりに反映させていきたいなという想いがあり、ジャパンメディックではD2Cブランドを⽴ち上げ、オンラインで直接お客様に我々の製品を届けるといった新たな事業、チャネルを構築することを企画・準備しています。
Q.中途採⽤が多い年代はありますか? 
20代〜30代が多いですが、最近ですと40代や50代の⽅も⼊社される予定があります。